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皮脂欠乏症
空気の乾燥や皮膚の老化、洗いすぎなどにより、皮脂や汗の分泌が低下して皮膚が乾燥します。
皮膚は皮脂、汗による水分による皮脂膜に覆われ、天然保湿因子、角質細胞間脂質によって守られています。その中の皮脂、汗による水分が減少することで皮膚が乾燥した状態になることを皮脂欠乏症と言います。
乾燥によってかゆみが出てきます。乾燥した状態から搔きこわしによって炎症が起きて湿疹を起こしてしまった状態を皮脂欠乏性湿疹といいます。
症状
ひざ下によく見られ、皮膚がカサカサし、ひび割れ、かゆみを伴います。掻くことで、さらに悪化して、湿疹になります。
悪化原因
空気の乾燥
硬いタオルで擦り洗い
熱いお風呂に入る
電気毛布
治療
治療の基本は保湿剤を塗って乾燥した状態を改善することです。
症状が軽い場合は保湿剤だけで、良い状態を維持できます。
入浴後、なるべく早め(出来れば10分以内)に保湿剤を塗ることも大切です。
特に10月ころからは、保湿剤をしっかり塗ると、冬の間の悪化を予防できます。
湿疹になっている場合はステロイド外用剤を併用して治療します。