コラム

2021.09.28

カサカサ乾燥肌対策

最近涼しくなってきて、着実に秋の訪れを感じます。

これからの季節は、ますます乾燥しますので、いまからしっかり保湿して過ごすのがおすすめです。

保湿を怠っていると・・・かゆくなります!
かゆいので、ついボリボリ搔いてしまいますよね・・悪化して湿疹になってしまいます。

皮膚が乾燥する原因

・ 乳幼児、小児では、皮膚の生理機能が未成熟
・ 高齢者では皮脂腺や汗腺などの生理機能の低下
・ 外気や室内空調による低湿度環境(冬季乾皮症)
・ 過度の入浴、擦り洗いなどの間違ったスキンケア
・ 皮膚疾患に伴うもの(アトピー性皮膚炎など)
・ 全身性疾患に伴うもの(糖尿病や慢性腎臓病など)
など

特に入浴後には保湿剤を塗りましょう

入浴後は、お肌の水分が蒸発しやすくなっています。また、せっけんや洗浄剤の主な成分は界面活性剤なので、過度の使用やすすぎ残しは皮膚の乾燥を悪化させる可能性があります。ナイロンタオルやブラシなどによるゴシゴシ洗いも、皮膚の乾燥を助長します。

保湿剤の種類

【ワセリン】白色ワセリン、プロペトなど
皮膚の表面に油の膜を張るようにして、角質層の水分蒸発を防ぎます。

ドラックストアなどで購入可能です。
クリニックで処方することも可能です。

【尿素】ウレパール、パスタロンなど
水分保持増加作用と、硬くなった角質を柔らかくする作用があります。

ドラッグストアなどで購入可能です。”尿素配合”と記載されています。(フェルゼア、ザーネなど)
クリニックで処方することも可能です。

【ヘパリン類似物質】
高い保湿能があります。角層に浸透して水分を保持して潤します。血行促進作用もあるため、凍瘡などにも使用されます。

ドラッグストアなどでも第2類医薬品として購入可能な商品もあります。(ザーネメディカルクリーム、ヒルマイルド、Carteなど)
クリニックで処方することも可能です。

【セラミド】
角質層で天然保湿因子として働きます。
医療用のものはありませんが、角層の細胞間脂質の成分の一つで、皮膚のバリア機能を高めて水分を保持して潤す作用があります。(キュレル、セタフィルなど)

こまめに塗るのがおすすめ

こまめに塗った方がよい状態が維持できます。
仕事の時は手がべたつくから塗ってない・・・というお話を伺うことがありますが、さらっとしたタイプのものもありますので、季節や使うタイミングにあったものをお選びいただけます。

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